サッカー発展の歴史

 

 

サッカーを発展させることに貢献したのは、フットボール協会(Football Association(略称,FA))が1871年に始めたFAカップの大会に遡ります。FA設立当時はサッカーは上流階級のスポーツだったようですが、下層階級にも急速に広まりました。

 

FAカップ創設の当初は上流階級のクラブの方が強かったのですが、しだいにイギリス北部の労働者のクラブが力をつけて、上流階級のクラブを打ち負かすようになったようですね。その中でも注目すべきは、すでに労働者のクラブのなかにプロと考えられる選手が存在していたことです。つまり、クラブが選手に報酬を支払っていることですね。しかしクラブはその事実を否定し、FAもその事実はなかなかつきとめられなかったそうです。

 

しかしこういった選手が多く出現するようになって、1885年、FAはプロ選手を公認し、88年にプロ・リーグが創設されました。こういったサッカー発展の歴史の背景には、商人階級がその社会的地位を確保するうえでクラブ保護者になるのが有効だったりというのが理由にあります。また選挙法が改正されて労働者も選挙権を得たこともあって、政治家が選挙民の心をとらえる意味でもサッカー発展を支持したということがあげられます。

 

こういった流れの中、サッカーはイングランドからイギリス全土に広まり、そして大英帝国が海外に勢力を広げると共に海外にも広まっていきました。非公式ながら1900年のパリ・オリンピック大会で試合が行われ、1908年のロンドン大会からは正式種目となりました。そのような経緯を経て、サッカーは、見事国際的スポーツとして認知されるに至ったのです。